Azureのネットワークサービス
▼ 仮想ネットワーク
- 仮想ネットワークは独立している
- 同一のネットワークに接続しているマシンは、通信が可能
- 異なるネットワークに接続しているマシンとは通信が不可能
異なる仮想ネットワークでの通信
設定によって、異なる仮想ネットワークに属する仮想マシン間で通信することもできる(ピアリング)。
グローバルピアリング
異なるリージョンの仮想ネットワークに属する仮想マシンが通信する場合は、グローバルピアリングと呼ぶ。
ピアリングのポイント
- ピアリングをすることで、異なるリージョン間の仮想ネットワークでも接続ができる
- アドレス空間が重複している仮想ネットワーク同士は接続できない
- たとえば、
10.13.2.0/16
と10.13.2.0/17
の仮想ネットワークはピアリングができない
- たとえば、
▼ サブネット
仮想ネットワーク内を分割して管理するためのもの
特徴としては、
- Azureリソースは、このサブネット内に置く
- 仮想ネットワークを分割して管理する必要性がない場合は、サブネットを1つだけ作る
- サブネットを分離しても、中に配置されたアプリケーション同士は通信が可能(同じ仮想ネットワーク内なので通信できる)
- ネットワークセキュリティグループやAzure Firewallなどの機能を使うことで同じ仮想ネットワーク内のサブネット同士の通信を制限することもできる
▼ オンプレミスネットワークとの通信
サイト間接続
仮想ネットワークとオンプレミスネットワークを接続すること。例えば、仮想ネットワーク上のAzure仮想マシンと自社ネットワークの社内コンピュータが通信させられる。
VPNを使って、サイド間接続を実現する
仮想ネットワークとオンプレミスネットワークにそれぞれVPN装置を準備し、そのVPN同士を接続する。
手順
Azure側
- 仮想ネットワークに新しいサブネットを作成する
- VPNとして、仮想ネットワークゲートウェイ(VPNゲートウェイ)を作成する。これは、ゲートウェイサブネットに作成する。
- ローカルネットワークゲートウェイを作成する。オンプレミスのネットワークのアドレス範囲やVPNデバイスのIPアドレスを設定する